寿司屋の大きな魅力
茨城は個沼の産だろうか、大きなしじみが立派。
新香に手抜きなく、つやつやのご飯はお替わり必至。
やはり最大のネックは海老だ。
揚げ方に変化を加えてはどうだろう。
海老に弱点を抱えていては天ぷら屋の評判も頭打ち。
鮪がダメでは鰭屋が商売にならないのと一緒。
には、あまりにCP悪すぎです。
本書のため、再訪するだけでなく、あらためてS乙女氏の著書『名人の仕事』をざっと読み直し、S乙女氏の勘違いを示したいと思います。
「池波正太郎なんて、料理のこと本当はわかっていない」おいおい、貴方の店はこういう「味のわかっていない」文化人の過大評価で人気が出て、「名人」と言われているのを忘れたのか。
たとえ味がわからない人の過大評価であるとしても、今日の繁栄に導いてくれた人たちをけなしていいものか。
彼らが評価しなければ、茅場町の片隅の、焦げた天ぷらを出すただの「街場の店」で終わっていたでしょうに。
「海老はそれぞれの状態を見て、秒単位で揚げ時間を調整している」嘘をつけ。
何回転もさせる儲け第一主義で、別々のタネを同時に揚げています。
いろいろなタネをゴチャ混ぜで揚げているのだから、油の温度も一定していないはず。
秒単位で管理しても意味ないではないか。
それにあの客数で、油の交換が異常に少ない。
油にこだわっているとの記述はインチキだ。
「少し値段を上げて、それでも大勢来てくれればまた折をみて上げる。
そういうふうに少しずつコースの値段を上げてきたわけ」最初はコース一八○○円だったそうです。
今は、あの街場の雰囲気で、おまかせは一万円以上。
これからも客の油断をついた商売をしてくるでしょう。
Y本益博さんお気に入りの天才・O野二郎氏に名人・S乙女哲哉氏。
二人とも性格に難があると思いますが、「次郎」は値段を差し置けば、そこマシな鮪屋。
それに引き換え「みかわ」は天ぷら自体が並ですから、絶対にわざわざ訪問する店ではありません。
十八時半ちょっと前に伺い、十分ほど待たされて入店。
蒸し暑い夜のこと、十分も屋外に立っていれば汗だくだ。
さっそくビールをお願いする。
銘柄はキリンラガーのみ。
一気にあおると、ヌルいのなんのっ!押しかける客のほとんどがビールを飲むので、冷やす間がないのだろう。
突き出しの枝豆をつまむヒマもあら、これにはお手上げとばかり、すぐに冷酒に切り替えた。
佐賀の酒「窓の梅」だ。
満席という。
なんと日曜の夜に三回転のフル葛のようだ。
天ぷらでこれほどの人それでは落ち着かないから、余裕を持って十八時にスライドをお願いすると、十八天ぷらの前に、品書きに刺身とあったので、内容を訊ねると、店主自ら「今日はめじくらいしか残っていなくて…」。
めじというのは本まぐろの幼魚のめじ鮪のこと。
仕方ないから、それに車海老のおどりもお願いすると、大星(大粒の小柱)を三粒ほど加えてくれた。
松定食11車海老×2、きす、あおりいか×2、めどち、獅子唐、椎茸、茄子、お好み111車海老×2、きす、あおりいか×2、松茸、芝海老バラ揚げ(七尾)天種が少ないせいもあるが、出だしはどちらもまったく一緒。
というのは、お好みでも海老は最低二尾、あおりいかも二片というローカルルールがあるからだ。
これではお好みでいく意味がない。
それもそのハズ、カウンター九席のほかに小上がりが二つあり、すべての客を店主独りでさばくのだ。
しかも立て続けに三回転の離れ技。
どんな天才職人でもムリ。
ましてやフォンの一瞬の食べごろなど、気を配るにしても限界があろう。
あのロナウジーニョだって五人のDFに囲まれちゃったら、どうにもならんでしょうに。
いた店先のダンポールは片付けられて、ベストの状態とは言えないまで頓はされていた。
だけどご主人、カウンター内で煙草に火を点けるのだけは遠慮ずっと気になっていた店先のダンポールは片付けられて、ベストの状坐も、一応整頓はされていた。
だけどご主人、カウンター内で煙草に火を』してくれませんかね。
他店のつゆを全面的に否定しなければならなくなる。
蕎麦は温ものから始めることが多い。
通常はかけ蕎麦か花巻き。
おかめのときには、先に蕎麦をたぐってしまって、残った巻き湯葉や生難で酒を飲み続ける。
鴨南蛮も同様だ。
胸肉の厚い切り身と鴨のつくね団子にはガッンとくる迫力があり、菊正との相性のよさもいちばんだろう。
開店時間の十一時前には客が並び始め、開店と同時に店内は活気に包まれる。
終日客の絶えることはなく、長尻の飲んだくれを見かけることもない。
客層と回転率はともによさそうだ。
十九時半頃にサッサと暖簾を引っ込め、客にラストの注文も訊かずにいきなりの閉店というのだけは、何とかしてほしい。
ザルソバもかけ蕎麦も、一律六五○円。
いい加減なのか、大雑種なのか、こういう店も私はこの店の存在を知りませんでした。
わざわざ取り上げるほどの店なのか。
あの『美味しんぽ』で蕎麦汁が絶賛されていると知って興味を持ったのです。
いかにも下町の蕎麦屋という佇まい。
やはり蕎麦屋は一軒家に限ります。
店内はテーブルと小上がりがあり、すべて相席スタイルとなっておりました。
ここはじっくりつまみで酒を飲み、締めに蕎麦を食べて帰るような店ではありません。
ツマミの種類は少なく、壁に張り出しているだけ。
いたわさ、蕎麦味噌、山葵芋(ただのとろろ)くらいで、非常に数が少ない。
お酒は菊正宗しかありません。
蕎麦味噌と山葵芋をビールと日本酒で食して、ザルソバを頼みました。
まずは汁につけずに蕎麦だけ。
ポソポソして食感も悪い。
夏場ということもありますが、風味に乏しい。
二口目、蕎麦汁をつけ、一口食べて飛び上がりました。
蕎麦汁の濃さが尋常ではありません。
これだけ濃い味の蕎麦汁が、この世に存在するのか。
汁を少しでもつけると、その味が口中に広がり、蕎麦を食べた気にならない。
さりとてつけずに食べても蕎麦は旨くなく、食感も悪いから不満。
つけたりつけを繰り返して、ようやく食べきりました。
最後に出された蕎麦湯を入れても、なかなか薄まらず飲めません。
こんな蕎麦汁をなぜ『美味しんぽ』は絶賛したのだろうか。
しばらく考えて気がつきました。
確か『美味しんぽ』の作者は、あの醤油の味ない京都の「大市」のスッポン鍋も絶賛していたはず。
要はただの醤油好きな人なのですね。
醤油好きな方以外行ってはいけない蕎麦屋。
特に血圧に問題がある人は近づかないほうが無難です。
スタッフの女性は腰も低く、応対も良かっただけに、まことに残念です。
直営書場があると公開しています。
三店舗しかないのに、わざわざ養殖場を経営するのは神田の昔風の一葉。
佇まいだけ、○・一階が、禁煙二階が喫煙可と分煙しています。
ほとんどの人が頼んでいる「鰻重」は大きさによって三種あります。
それぞれ「イ」「ロ」「ハ」と奇妙な名づけで、二六二○円、三一五○円、三六七○円。
店構えのわりに、かなり高い値付けです。
真ん中を頼んだら、わりとあっさり出てきました。
「ぐるなび」では、「江戸前の鰻料理は時間がかかる。
せかされるとはんぱな仕事になる。
でも必ずいい仕事するからまかせなよ」とあり、三十八分かかると書いてありますが、呆気なかった。
その重箱の中を見てひっくり返りました。
なんと鰻が二匹で、折れ曲がっております。
それにしてもでかい。
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